あけましておめでとうございます。4222です。

今年もどうぞよろしくお願いします。新年一本目なので、新しいことをやろうと思い、今まで扱ってこなかったテーマで書いてみました。

今回は、タイトルにもある通り、

Football Managerの大規模なデータを利用して、国外のクラブで働いている日本人のスタッフを調べてみました。

というのも、最近、コーチやスカウトやアナリストがメインな本を数冊読んで、クラブの裏方スタッフに関心が湧いたというのが一つと。

いざ、一般の方が、海外クラブで働いている日本人を探そうと思っても探す手段ってあるのかな?ないのでは?と思い当たったためです。

なお、FM23に収録されている日本人選手については、けるろんさん(@kerlon_fm)が記事を書かれています。



調べた国

自分の環境ではこれだけの国のリーグのデータを入れており、これらの57カ国(アジア:10|アフリカ:1|ヨーロッパ:37|北アメリカ:3|南アメリカ:6が今回調べた国になりますね。

注:この中に含まれない国のリーグで働いている方もいるので部分的なリストになります。(例:パラグアイ1部 桑原徹さん Twitter @TetsuKuwahara など)また、全ディビジョンが含まれているわけではないので、下のディビジョンのクラブで働かれてる方が抜け落ちている方がいるかもしれません。

スタッフ一覧

合計で23人もいました。(リスト上にいるToshiya FujitaさんはJ1の磐田の強化責任者に昨年9月に就任されました)
リストはWR(世界での評価)でソートしてあります。
地域の分布はアジア4人、北米3人でそれ以外の16人はヨーロッパでした。やはりヨーロッパが多いですね。


個別にみてみる

全員個別にみるのは少し多いので、Twitterでアカウントを発見できた方を中心に紹介します。

Kosuke Kimura

リストの一番上のKosuke Kimura(木村光祐)さん @iamkosukekimura
選手としてのキャリアをアメリカで長く過ごし、選手として引退したNashvilleでコーチをされている。日本からアメリカに渡って選手として成功したためか、環境適応の能力が16と高い。性格はプロフェッショナルで素晴らしい。


Yuta Nomura

リストの2番目のYuta Nomura(野村祐太)さん。@yutinski1
スウェーデンの2クラブで選手としてプレイし、MLS NEXT PROのNew England Revolution IIでゴールキーパーコーチをされている。


Akira Fitzgerald

Akira Fitzgeraldさん。@akirafitzgerald
千葉出身で、いつ頃からアメリカに拠点を移したのかはわからないですが、GKとしてプレイし、現在はUSL League 1で選手兼コーチをされている。GKとしては、反応や飛び出しの能力が高く、この能力が反映されてかコーチの能力もシュート阻止の能力が高い。やはり環境適応がかなり高いですね。


Makoto Teguramori

手倉盛誠さん。日本代表のU-21の監督や、ベガルタ仙台で監督を2020-2021シーズンに務められている。現在はタイの1部リーグのクラブで監督。能力はバランスよく高い。規律性が低いのが気になります。

Taichi Wakabayashi

若林大智さん。@footballtw
FM23のデータだと、2022年からSevillaでアナリストとなっているが、Linkedinを拝見すると、2019年からとのこと。さすが5大リーグのトップディビジョンなので、データ分析、戦術の知識が高い。


Seigo Ikeda

池田 誠剛さん。
2021年までサンフレッチェ広島でフィットネスコーチをされており、現在は韓国のUlsanでアシスタントマネジャーをされている。メンタル面の能力値が高いですね


Hiroshi Komatsuzaki 

Hiroshi Komatsuzakiさん。お名前の漢字は調べたんですがわかりませんでした。経歴はイタリアで10年ほどヘッドパフォーマンスアナリストをされており、現在はCosenzaに在籍されている。ParmaやBresciaといった有名なクラブでも働かれている。経歴の中で2017年にCatanzaroで選手としての経歴が含まれている。おそらくデータが誤りなんだろうと思われます。能力値は低めに設定されていますね。SerieBのクラブでヘッドパフォーマンスアナリストをされていたならもう少し高くても良さそうですが、、、


Hiroshi Miyazawa 

宮澤浩さん。神奈川県出身で、2000年までジェフ、ベルマーレ、サンフレッチェと日本でDFとしてプレイされ、ジェフ時代のチームメイトに誘われ、オーストラリアのNSLのCanberra Cosmosに移籍、ニュージーランドで選手として引退し、ニュージーランドのU-20の監督などを経て、現在はインドのMumbai Cityでアシスタントマネージャーをされている。
能力値は全体的にバランスよく高い。FMでは5大リーグのクラブでアシスタントマネジャーになれるレベルではないでしょうか。戦術面と選手の潜在能力判定・若手育成の能力が非常に高いですね。

Takahiro Nakada

中田貴央さん。ここ数年は使用されてないようですが@Taka_Nakada
オランダ1部クラブのUtrechtのBチームのアナリストをされています。
規律性が高いですね。

Yuki Hamano

Yuki Hamanoさん。お名前の漢字はわかりませんでした。@jetzt0oder0nie
TwitterのバイオからFortuna KolnのU-15の監督をされるとのこと。FMの経歴のデータは結構いいかげん?アンダー世代のコーチなので若手育成の能力が高いですね。環境適応能力が8と低めなのは何故でしょうか笑。高くても良さそうですが、


Koichi Kurokawa

黒川孝一さん。Numberの記事がありました。鍼灸師とのこと。2014年からフランクフルトで働かれてるとこと。能力はバランスよく高いですね。


kenta Yoshida

𠮷田健太さん。@KentaYoshida4 1/1が誕生日なんですね、おめでとうございます。
ドイツの3.Ligaのクラブでパフォーマンスアナリストをされてるとのこと。環境適応が高いですね。



Toru Ota

太田徹さん。こちらインタビュー記事です。
Lyon、Toulouse、NantesとLigue1のクラブでコーチをされているようです。能力値はコーチング・メンタルともにフィットネスコーチとしてかなりいい感じですね。


Kei Tamura

Kei Tamuraさん。お名前の漢字はわかりませんでした。
Manchester Unitedのスカウトとして少なくともFM界隈では有名な方ですね。日本・韓国が専門のスカウトですね。さすがに能力は高く設定されています。


Moto Watanabe

渡辺 元範さんインタビュー記事Liverpoolのページより2020-2021シーズンから、Liverpoolでマッサージ師・セラピストをされているとのこと。
Motoさんのことは、FMで2年以上前から知ってたんですが、Liverpoolファンなのに知りませんでした。ずっと、Buristol Cityにいらっしゃるんだと思っておりました。大変申し訳ありません🙇
理学療法が19と非常に高いですね。


Tsuyoshi Takano

高野剛さん。@TTakano10
アジア人で初めてFAとUEFAの公認プロライセンス取得された方。シントトロイデンでユース育成責任者をされている。


まとめ・感想

国外で挑戦されてる方を知れる非常に良い記事になったのではないでしょうか。日本代表が強くなるには選手だけでなく、監督、アナリスト、コーチといったスタッフも同時に多くの経験を積む必要があるはずです。私たちは一ファンとしてスタッフの方も応援していきたいですね⚽️

また、結構経歴のデータが適当だということがわかりました。選手と比べてどうしても優先度が下がったり、何かしらゲームの仕様的にデータが性格ではないのかもしれません。

調べていてなかなか面白かったですね。何より、Liverpoolを支えてくださっている方を知れたのでそれだけで調べた甲斐がありました。

間違えや、ブログに掲載しないでほしいなどのご意見がありましたら、お手数ですが、Twitter @4222footballのDMからご連絡いただけると幸いです🙇